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仮面のアクトレス [ラノベ]

読了。

瞳子ちゃんが生徒会選挙に出馬、っていうのが一番の目玉。ちょっと予想外の展開だが、「負けるため」に出馬したそのことが何を意味するのか、上履きを届けに来た瞳子ちゃんのお母さんが言っていた「つぼみの皆さんはみんな素敵な方で、応援している」という瞳子ちゃんの言葉の真意は何か。「友達」である乃梨子ちゃんをも突き放す(そもそもむりやり乃梨子ちゃんと仲良くなったのは瞳子ちゃんのほうだ)ほどの事情は。
つまり瞳子ちゃんをかくも頑なにしている何か、っていうのがこれからのメインになるわけで、お母さんの登場は明らかに伏線だし、どうもやってることがリリアンへの未練をなくすためにわざと嫌われる行為を繰り返しているように見える。つまり以前語っていた「白地図」のことも含めて、リリアンを離れなければならない事情があるということだろう。今野さんの得意のミスリードを誘う技かもしれないが。
というわけで前巻から一転シリアスムードだが、話がいよいよ動き出した。本筋以外にも、由乃さんがたくさん出てきたり、113ページの挿絵が凶悪だったり、見所は多かったですよ。

ところで山口がプロ初登板で5回途中までパーフェクト、結局6回投げて2安打1失点という上々のデビュー。いくら今の読売が最悪の状態とはいえ、高卒ルーキーがこれだけ投げられると嬉しいねえ。もともととても評価の高い投手ではあるんだけど。これに他の若手も刺激されて欲しいなあ。


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